狸の宿年の天敵 「狐」
しかも、その狐の最上位「妖狐」
この山、恐山の言い伝え妖弧が入山した者を生きて返さない。
当然の反応であった。
だが、
「このままだと死んでしまうな・・・」
「見捨てるわけにもいかない・・・」
こころの内からの思い、
「助けよう」
そう思うや体は勝手に動いていた。
脇腹に突き刺さっていた呪符にてを伸ばし、引き抜いた。
思った以上に傷が深い。
なけなしの酒を消毒かわりにぶっかける。
残った酒を妖弧の口に注ぎこんだ。
途端に、妖弧の体が紫色のオーラで包まれた。
傷はみるみる塞がり、色つやのなかった毛にも色が戻り始めた。
ゆっくり眼を開ける
「狸?」
妖狐が口を開いた。
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