🕯️『GodValley戦記 ― 闘病編:明日への咆哮』 第9話:前進

GodValley戦記

ステージ4のがん。
「どれくらい生きていられるのだろうか。」

がんであることは分かっていた。
だから、ある程度の覚悟はしていた。

だが、ステージ4となると話は違う。

がんは治るものだと思っていた。
だから、そこまで悲観はしていなかった。

しかし、その言葉を聞いた瞬間——

「ドラマとかで死ぬやつやん」

そんな危険信号が、頭に灯る。

それでも、別の考えが浮かぶ。

まだ間に合う、という医師の言葉。
この病院に賭けると決めた、自分の判断。
そして——ここが底なら、これ以上は落ちないということ。

全部、自分で決めたことだ。

だから——

「前進あるのみだな」

そう呟いた時、営業をやっていた頃の自分が、少しだけ戻ってきた。

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