🕯️『GodValley戦記 ― 闘病編:明日への咆哮』第6話:放射線科

いつのまにか受診科が1つ増えていた。
放射線科。

最初に受診した耳鼻咽喉科で癌と告げられた時から、すでにこの線は引かれていたのかもしれない。
初診の時、大勢の医師の中にいた一人が、そのまま放射線科の主治医となった。

先生からの説明が始まる。

「咽頭以外にも癌が見つかりました。食道です。」
「それ以外は今のところありません」

食道も、か。
だが、肺や肝臓ーーいかにも死に直結しそうな部位にはないと聞き、わずかに胸を撫で下ろした。

説明は続く。

「咽頭は3つに分かれていまして、上咽頭、中咽頭、下咽頭になります。」
「癌はすべてで見つかり、それぞれでステージが異なります。」

治療すべき場所はーー咽頭の3つと食道。
合わせて4箇所。

よく「入院は1ヶ月程度」と言う人がいる。
だが、実際には半年以上戻ってこなかった同僚も知っている。
私が退職する頃にもまだ戻っていなかった。

私の場合は、後者なのだろうか。
ステージとは、つまり何か。
自覚症状がある以上ーー軽くはない。

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