闘病編

GodValley戦記

🕯️『GodValley戦記 ― 闘病編:明日への咆哮』第9話:Change

あと、「どれくらい持つのだろうか。」ステージ4と聞かされて、死んだ後の仕事のことばかり頭に浮かぶ。医師からの説明が続く「ステージ4も、3段階に分かれておりまして」「4a、4b、4cになります」aからb、cへと、重くなっていくらしい。「今回、...
GodValley戦記

🕯️『GodValley戦記 ― 闘病編:明日への咆哮』第8話:死亡フラグ

食道がんはステージ2残り咽頭部の3箇所。咽頭は上中下の3つに分かれている。これから説明か。「上咽頭と中咽頭はステージ1です。」頭の中で、「食堂よりかはマシか。でも癌には変わりはない。」「まぁ治るだろう。」若干、安心した。ラスト1箇所。これが...
GodValley戦記

🕯️『GodValley戦記 ― 闘病編:明日への咆哮』第6話:放射線科

いつのまにか受診科が1つ増えていた。放射線科。最初に受診した耳鼻咽喉科で癌と告げられた時から、すでにこの線は引かれていたのかもしれない。初診の時、大勢の医師の中にいた一人が、そのまま放射線科の主治医となった。先生からの説明が始まる。「咽頭以...
GodValley戦記

🕯️『GodValley戦記 ― 闘病編:明日への咆哮哮』 第7話:ステージ

癌のステージドラマやニュースでは聞いたことはあるが、まさか自分が言われる事になろうとは。ステージ4になると死亡率がぐんと上がるという認識は持っていたが、はてさてどうしたものか。上咽頭中咽頭下咽頭食道とりあえず、癌の場所は4つある。これを順番...
GodValley戦記

🕯️『GodValley戦記 ― 闘病編:明日への咆哮』第5話:不意

CT、MRI、PET、生検、内視鏡――検査は次から次へと続いた。すべてが終わるまで、10日から2週間ほどかかるという。癌と分かってはいても、これほど検査が重なるとは思わなかった。頭では理解していた。より良い治療のためには詳細なデータが必要で...
GodValley戦記

🕯️『GodValley戦記 ― 闘病編:明日への咆哮』第4話:Bet

癌と言われても、心のどこかで「まだ違うかもしれない」という希望は残っていた。大学時代の教授が言っていた。“癌と告げられたら、必ず別の病院でも診てもらえ” と。実際、教授の親族は誤診で、別の病院では「癌ではない」と判断されたらしい。紹介状を持...
GodValley戦記

🕯️『GodValley戦記 ― 闘病編:明日への咆哮』 第3話:葛藤

K大病院での検査まで、3週間。思いがけず生まれた空白が、静けさとは逆のざわめきを生んだ。癌──そう告げられてからというもの、周囲を見回しても身近に同じ境遇の者は見当たらない。なぜ、私なのか。告知とは何なのかも曖昧だった。K大病院で検査を終え...
GodValley戦記

🕯️『GodValley戦記 ― 闘病編:明日への咆哮』第2話:静寂の報せ

近所に耳鼻科は少ない。金閣寺のあたりに一軒、歩きながら目に留めたことがある。そこに行くことにした。場所は、つい最近までテナント募集の貼り紙があった場所。つまり、新しい病院だ。受付を済ませ、問診票に記入する。予約制のせいか、待合には数人しかい...
GodValley戦記

🕯️【GodValley戦記|闘病編】明日への咆哮 ― 第1話 闘いの始まり

──闘いの始まりだった。2024年も終わりに近づいた頃。食事のたび、喉の奥に小さな違和感を覚えた。痛みとまではいかない。ただ、そこに“異物”がいるような感覚。日課のウォーキング。金閣寺から竜安寺、仁和寺、妙心寺へと巡る一時間の道。水を飲むと...