🩸GodValley戦記 ― 営業編『血流大河』   第7話:最終面接⑤

GodValley戦記

「やはり車なので事故はつきものじゃないですか」
「私も事故りまして、2度ほどエアバッグが開いた事があるんですよ」

さすがに面接官も驚きまくり、
「えっ、そうなんですか!」

それはそうだ、普通の人は人生でエアバッグが開く事はないだろう。
開いた時には死んでいたりする可能性もある。
それが20代半ばの人間が2回も開いて生きている。

「2回目の事故の時はJAFの人が普通は死んでますよと言っていました」
「その事故の時にはめていた時計がこの時計です」
「この時計が守ってくれたんじゃないかと思うんです」

これは私の勝ちだなと思い、最後のとどめ。

「社長、いかがですか、このお守り時計は」

面接官も観念したようだ。

「わかった。買うわ」

そう言われた瞬間、言葉にはしなかったが、心の中で

「よっしゃー!これで採用!」

と絶叫したのだった。

しかし、ここで終わらないのが最終面接。
予想しなかった落とし穴が待っていた。

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