「やはり車なので事故はつきものじゃないですか」
「私も事故りまして、2度ほどエアバッグが開いた事があるんですよ」
さすがに面接官も驚きまくり、
「えっ、そうなんですか!」
それはそうだ、普通の人は人生でエアバッグが開く事はないだろう。
開いた時には死んでいたりする可能性もある。
それが20代半ばの人間が2回も開いて生きている。
「2回目の事故の時はJAFの人が普通は死んでますよと言っていました」
「その事故の時にはめていた時計がこの時計です」
「この時計が守ってくれたんじゃないかと思うんです」
これは私の勝ちだなと思い、最後のとどめ。
「社長、いかがですか、このお守り時計は」
面接官も観念したようだ。
「わかった。買うわ」
そう言われた瞬間、言葉にはしなかったが、心の中で
「よっしゃー!これで採用!」
と絶叫したのだった。
しかし、ここで終わらないのが最終面接。
予想しなかった落とし穴が待っていた。

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